時代屋プロ 其の5
「ひとつのこんたん踊り」(別称・よかちん踊り)
これは九州に伝わるちょっとエッチなユーモア溢れる伝統ある隠し芸です。村の頼母子講や田植えのあと、法事、青年団の集まりなどの時、焼酎でアルコールが廻ってくると、誰かが一升ビンを片手に踊り出し、周りの者ははやし立て、言葉の掛け合いをしながらその場を盛り上げる踊りです。
まずは、神主さんの厳かな神式の儀式・榊を振りながら祝詞を挙げて舞台及び踊り子の身体を清めたあと、『ひとつのコンタンこりゃどうじゃ〜、ひと〜め見たとき、よ〜かチンチンよかちんちん・・・♪ふたつのコンタンこりゃどうじゃ〜・・・♪』と不思議な歌を唄いながら元気良く踊る、ちょっとエロチックでユーモラスな踊りです。
九州の片田舎で、宴会や祝い事の席で村の若者が陽気に踊っていたものを、時代屋武ちゃんが一つの芸として進化させたものです。
神社の神主さんから、榊で清めてもらう・・・ 右側の世話役二人と踊り手との掛け合いで陽気にユーモラスに踊りだす・・・
何故か?異次元の世界、はたまた、おとぎばなしの世界に入り込んだ気分になる、不思議な民俗芸能です・・・♪