時代屋プロ 其の6
                                                   
      日向「ひょっとこ踊り」研究会  

宮崎県の日向市に伝わる伝統芸能・ひょっとこ踊りはユーモラスで神秘的な踊りです。笛や太鼓・鐘の伴奏に乗って警戒に、リズミカルに狐面の踊り子、おかめの面の踊り子、そしてひょっとこ面の踊り子たちが、場内狭しと踊って練り歩く。

 ひょっとこが一人で踊るのも良し、おかめと二人踊りも良し、狐を入れて団体も尚良し・・ 

     

     

<あらすじ>

昔、むかし、日向の永田村に「おかめ」という大変美しい娘がおりました。村の若者たちは皆「おかめ」に憧れ、何とか深い仲になりたいと思いつのっておりました。やがて、この「おかめ」の心を射止めたのが「兵助」という若者でした。めでたく夫婦になりましたが、2人の間に子供ができないので子宝に恵まれますようにと、毎朝、近くのお稲荷さんにお参りをしておりました。2人が毎朝、早くから出かけるので村の若者たちが不思議に思って、後をつけて木陰に隠れ2人の様子をじっとみておりました。そんなある日、朝ご飯を食べていなかった神主さんが、空腹のため2人がお稲荷さんにお供えした赤飯を食べてしまいました。これを見たお稲荷さんが怒って「きつね」の姿に変身、この世に現れてきました。ところが、きつねは神主さんを怒るより、大変美しい「おかめ」に見ほれ、自分の姿をより美しく見せて「おかめ」の気を惹こうと、我を忘れて踊り出してしまいました。これを見ていた「兵助」「村の若者たち」も「おかめ」を連れて行かれては大変と、一緒になって踊り出しました。 (日向民話より)
この様子を素朴で、コミカルに表現して踊るのが日向市民俗無形文化財の日向「橘・ひょっとこ踊り」です。

<はじまり>

この踊りは、江戸末期から明治の初期にかけて、日向市の永田地区に眼科医として開業していた
橘公行医師によって伝授されたと言われていますが、橘医師が数百年前から伝わっていた村々の神楽にヒントを得て現在の踊りにしたという説や、橘医師が学校在学中に古都の神楽を伝えたという説などがあります。しかし、いつ頃からか、はっきりしたことは分かっておりません。
現在、宮崎県日向市では、毎年8月になると第1土曜日、日曜日の二日間
「日向ひょっとこ祭り」が開催され、全国各地から踊る人・見る人の観光客が押し寄せ、市の大イベントとしてにぎわっています。近い将来、武ちゃんのふるさと・宮崎県日向市を訪れ、「ひょっとこ踊り保存会」の方々と交流し、またご指導を受けて「保存会」のメンバー(無理だったら準会員)に入れて頂くつもりです。

                           

< 7月15日(日):東大阪ケーブルテレビ(株)より 「時代屋かくし芸教室」 に取材あり >

  

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

時代屋かくし芸教室」のページアドレスは・・・↓
           
 http://zidaiyatake.web.fc2.com/sub-88.html

                                                               


inserted by FC2 system