時代屋武ちゃん ”第28回ハワイまつりに参加する”

”ハワイ旅行珍道中”                                                  

 昨年(平成18年12月)から通学しているnacタレント養成スクール(NACタレントセンター)から、今年の”ふれあいの旅”は、”ハワイまつり”に合わせて企画中だと誘いを受け、参加することになった。日時は平成19年6月9日から6月14日までの4泊6日の行程だ。ハワイまつりは6月9日・10日・11日(日本時間では6月10・11・12日)に開催される。事務所から、9日が”おまつり広場”のステージ出演をエントリー、10日の”まつりinハワイパレード”にもエントリーしているので盛り上げて欲しいと云われていた・・・・・(汗)。

6/9(日本時間)

 9日(土)わが家を16時前に出発、大きなスーツケースをガタガタ音をたてながら、のんびり押して歩くこと25分、ようやく最寄駅「瓢箪山」に到着。近鉄・難波駅から南海・難波駅までゆっくりゆっくり歩く。関西空港行きの電車は特急と急行があるが、集合時間まで時間はたっぷりあるので急行に乗ることにした。まず集合場所の関西空港4F・日本航空チェックインカウンター前を訊ねて到着、19時40分の一時間前に着いたが、未だ誰も来ていない。
 ポケットにタバコとライターが入っていたので、1階下の隅の喫煙場所を聞き、思いっきり吸ってライターは機内持ち込み禁止と聞いているのでテーブルの上に置いてきた。30分前に戻るとタレントセンターの社長・本部長・事務員や添乗員、仲間が段々と到着。今回の「ふれあいの旅」参加者は福岡校・仙台攻・東京校・大阪校を合わせ43名らしい。仲間うちでも大型荷物を2個持参の人や小さなバック1個持参など色々だ。手前・時代屋武ちゃんは現地でステージ出演やパレード参加の予定なので、中身は殆どが舞台関係が多く、大きなスーツケースと小さなリュックにウェストバックの3個だ。
 間もなく全員集合、大阪校が主流だが他校のメンバー紹介の中で、80歳を越えたCM出演経験の現役タレント(老女?)が紹介された時は、その方の元気さにビックリした。ほどなく連れもって搭乗手続きを済ませたが、出発まで2時間ほどあり慣れない海外旅行なので時間つぶしが大変だった。仲間4人でカウンター形式の店に入り、ハンバーガーとビールを摂り腹ごしらえを済ませた。

6/9(現地時間)

 19時40分に関西空港を離陸、ホノルルに旅立つ。機内食が楽しみで・・と云うより、アルコールが追加できる(飲み放題?)のが国際線の魅力だ(爆笑)。先ず、オシボリ配布の後、飲み物のオーダー、アサヒビールを希望。ほどなく食事のオーダーだが仲間と同じ中華にしてビールを追加する。食事が済むと、お茶とビールを注文、トイレに行って睡眠しようと思うが興奮なのか中々眠れない。眠れないのは隣り席の仲間も同様で、ワインを2回注文したようだ。

 
関西空港からホノルルまで所要時間は7時間50分とか、国際日付変更線で時計の時刻を変更する。現地時間9日(土)10時30分ホノルル着後、入国手続きを済ませ、バスでホノルル市内観光となる。第2次大戦の発端となった「パールハーバー」を訪れる。ここで一寸ふざけた写真撮影をしようと思ったら、生真面目な先輩が『ここは、英霊が奉ってあるような聖地だから、静かに見学しなければ駄目だよ!』と叱られてしまった。『ハイッ!スミマセン』と謝った(汗)。

 
次は強風と太平洋を望む絶景で有名な「ヌアヌ・パリ」を見学、昼食の後、滞在場所のシェラトン・ワイキキホテルに到着、チェックインを済ませる。部屋は安来節教室仲間の嶋田公博氏なので心強い、タレントセンターでは、11ヶ月先輩だ!。ホテル全体は大きな規模で豪華な感じだが、部屋に入ってトイレと浴室を覗くと、トイレがウオッシャー設置されていないのにがっかりした。ある日、慣れないトイレ使用の為、お尻から出血して、それ以後はトイレのあと、お尻を軽く拭いてシャワーで洗い流すように努めた・・・(涙)。

  
武ちゃんの旅のメーンは、どじょうすくい踊りだった・・・(爆笑)              シェラトン・ワイキキホテルの正面                               ホテル玄関前・ホテルの象徴となっている亀の置物 

  

 アラモアナ・ショッピングセンター「おまつり広場」のステージ出演が次の行程になっている。ホテル内でアタッシュケースを開いて舞台衣装に着替える。今回の舞台衣装は、いつもの南京玉すだれ用のたっつき袴ではなく、ガマの油売り口上で使用する赤系の着物に黒系の袴に、頭には浪人姿用カズラに白のハチマキと白のタスキで「南京玉すだれ」を演じることにした。相棒の嶋田氏は「腹芸(裸踊り」で、腹の前面に滑稽な顔を描き、ユーモアたっぷりに踊る芸だ。舞台では彼の演技を何度か拝見しているが、楽屋でメーキャップを見るのは初体験、自分も腹芸をやってみたくなった・・・(笑)。

 16時30分に舞台衣装姿でホテル・ロビーに集合、舞台出演は嶋田氏および時代屋武ちゃんと日舞の家邊(ヤベ)氏の三人だが、家邊氏はお化粧に時間がかかり遅くなるらいい・・・。彼は以前、歌舞伎の世界にも経験があったそうで、今回は本格的なカズラや踊り衣装を持参されているそうだ。まもなく彼が来て、バスに乗りアラモアナ・ショッピングセンターに向う。
 会場には「2007年 第28回 まつりインハワイ」と大きな垂れ幕が張られ、スタッフが忙しそうに準備中だ。われわれ「NACパフォーマンスグループ」三人組の舞台は、なんと20時前らしい・・・。本番まで3時間ちかく待たねばならない。舞台衣装に着替えているのでお腹が窮屈で夕食を摂る気もおきない。ただ、ひたすら舞台前で小道具を前に置き時間の経過を待つ。ハワイの気候は湿度がなく、カラットとしているが、さすがに舞台衣装を着ていると汗が出てくる。

    

 だんだんと時間が経過、一つ前の出演者は常連の団体で太鼓演奏だ。子供も含め20人ぐらいで太鼓の演奏、とにかく元気が良い、にぎやかだ!その後の出演がわれわれ三人組の大道芸、一寸、条件的に不利な感じがする・・・(爆笑)。しかし、トップは時代屋武ちゃんの大道芸・南京玉すだれだ、スタートで、前のお客さんを釘付けにする積りでやろう、と肝に銘じる(汗)。

 NACパフォーマンスグループのプログラによると、
@武ちゃんの「寅さん口上&南京玉すだれ」  A嶋田氏の「腹 芸」  B家邊氏の「日 舞」  C嶋田氏・武ちゃんによる「どじょうすくい二人踊り」 と、なっている。

 いよいよ前の太鼓演奏が終盤にかかったところで、スタッフに誘導され音響係からピンマイクを借用、持参の水で口を潤して深呼吸、舞台にあがる。まずは観客席を見渡して、大きな声で『アローハ!』と挨拶。
『Ladies and gentlemen! We are Japanese street performer、my name is Zidaiya Taketyan、nex performer Mr・Simada and Mr・Yabe!』と、怪しげな英語の単語を並べたあと、拍子木をチョンチョン・チョ〜ンと叩いて、『ただ今より、日本に伝わります大道芸を演じさせていただきま〜す!お時間まで、しばらくの間、ご笑覧賜りますよう、隅から隅まで、よろしくおんねがいもうしあげま〜す!』と、また拍子木を叩き「寅さん口上」を述べたあと、本芸・南京玉すだれを演じていく。
「南京玉すだれ」では言葉が通じなかったら受けも減少と思い、「fishing pole」・「setano bridge」・「Japanese gate」・「pit cabin」・「soba shop sign」・「Buddha circle」・「Japanese and American flag」などと、形が決まった場面でカタコトの横文字を並べてみた・・・(爆笑)。

 次の嶋田氏による「腹 芸」、これを見る人は、全員が、恐らく初体験であろうと思う。彼が舞台に登場した途端に異様な静けさ・・・そして、大爆笑に変わった。黒人のお客さんまで、腹を抱えて大爆笑していた、と、あとで仲間から伺った。

 三番目の家邊氏による「日 舞」、これは衣装も演技も本格的な踊りで、オカマさんがお色気を表現しながら踊っている姿は、恐らく、ユーモア・滑稽さとエロチシズムを舞台に撒き散らしたことであろう・・・♪

 ラストの出し物は嶋田氏&武ちゃんによる安来節「どじょうすくい二人踊り」だ。これは、日本人でも余り観た人は少ない珍しい踊りだ。基本的な一人踊りの中身は崩さずに、アドリブを入れながら、面白く・可笑しく、ユーモアたっぷりに踊る・・・大阪で特訓を積んできた演技を、舞台せましと踊りまくった。

  
  舞台前でファンの激励?を受ける武ちゃん・・・(爆)                            時代屋 武ちゃんの「南京玉すだれ」                               嶋田氏の「腹 芸」

  
  家邊氏の「日 舞」                                             嶋田氏&武ちゃんの「どじょうすくい二人踊り」                         演技が終って現地・司会者からインタビューを受ける三人

 おまつり広場・アラモアショッピングセンターステージの公演時間は16:30〜21:00となってる。われわれ三人組のNACパフォーマンスグループの演技がおわったのが、なんと21時前でプログラムはトリの公演ということになっていた。但し、トリの公演にふさわしい舞台だったかは定かではない、でも、演者もお客さんも一緒に楽しみましょう・・・と、いう気持ちで30分間を努めさせていただいたつもりだ・・・(笑)。

 
舞台衣装のままバスに乗り一旦、皆と一緒にホテルに戻る。ほかのメンバーはショッピングや夕食等を済ませているが、嶋田氏と小生は舞台出演の関係で、昼食を摂ってから何も食べていない。しかし、空腹は覚えていない(笑)。でも、夜中に空腹で睡眠できなくなっても困るので衣装を着替え、ABCまで食料調達に出かける。タレントセンターの先輩も一緒に飲もうと云うことになり、食料の他にビール・焼酎・ワイン・おつまみ等を買い込みホテルの部屋で宴会となった。先輩と同室の人や機内で知り合った先輩なども飛び入りとなり、一時は狭い場所で6人参加の大宴会となった・・・(爆笑)。最後は、三人で深夜の3時過ぎまで旅行・役者・芸談・礼儀作法・小指等についてのおしゃべりをしていたらしい。タレントセンターでは武ちゃんが一番の後輩(年齢は一番上だが・・笑)だから、ひとつひとつの話題が新鮮に聞えて、とても勉強になり、今回の旅行は有意義な旅になりそうだ。 ♪♪♪

6/10

 さて、ハワイの二日目は、17:00〜19:00の「まつりインハワイ」パレード参加まではフリータイムだ。オプショナルツアーで「ドルフィン&スノーケリングクルーズ」というコースを選んだ。
ホテル玄関に7時集合だったが、二人とも昨夜おそくまで飲み明かしたために起床できず、同行の仲間から電話で起こされて、あわてて用意し駆け足で玄関まで飛んで行った(汗)。ドルフィンコースは子役のタレントを含め15名ほどだったが、これが、また、とても楽しい体験だった!バスに乗り港まで約30分、港でしばらく待機させられ記念写真などを撮影。待機といっても、風光明媚な景色なので、ちっとも苦にならない・・・。やがて案内されて舟に乗る。案内嬢のヨウコちゃんが日本語で自己紹介と船長を紹介すると、全員がパチパチパチパチ!と拍手をして今の気持ちを表す。ヨウコちゃん、スラリと背が高く褐色の元気そうな美人だ、恐らく二世か三世だろうと推測する。沖合いの船上で快くツーショットの写真撮影に応じてもらった(爆笑)。また、タレントセンターの国内では、あまりお話する機会が少ない役員・事務員さんや先輩方とも、気軽に会話ができるのは、旅ならではの良さだと思う(感謝)。

  
名も知らない若いお嬢さんとツーショット・・・                               旅に同行の小泉さんと嶋田氏との初めてのポーズ・・                            誰だ?不謹慎な格好をしているのは・・・

 舟は沖合いに進み、いよいよ今回のオプションコースのメーン、ドルフィン・ウォッチングだ! イルカの群れが時折、海面から飛び上がる!それも野生のイルカの群れを間近で見れることに感激した!しばらくイルカの仲間たちと遊んだ後、別の場所に移動してヨウコちゃんが『泳ぐ人は水着に着替えてくださ〜い!』と業務連絡? 半分ぐらいの人が準備を始めるが、武ちゃんは泳ぐ予定もなかったので水着を用意していなかった。まあ〜いいか、とパンツを脱いで短パンだけ穿いて泳ぐことにした。足に長いペタペタのついた靴を履き、水中メガネにスノーケルを口に銜えて海中を泳ぐのだ。最初は冷たい感じだったが、泳ぎ始めると感じなくなった。時折、大きな亀が海底で泳いだり、魚の群れに遭遇した。メンバーに後で聞いた話によると、サメもいたそうだが、それを聞いて突然、鮫肌が立ってきた・・・(サブ〜・・・)。イヤ、ホント!

  
                   ”感激の一瞬!”                                                                                    クルーズ案内嬢のヨウコちゃん・・・・・

 船内でコース費用に組み込まれた軽い昼食を戴き、楽しい思い出を胸にバスに乗ってシェラトンホテルに向う・・・。

ワイキキで安来節のデモンストレーション

 ホテルに着いた嶋田氏と武ちゃんの二人は、交代でシャワーを浴びた後、ベランダから外を眺めると奇麗な海、ワイキキだ! 夕方のパレードまで大分時間がある、「どじょうすくい踊り」の衣装を着てワイキキに行き、踊ってみようか?と変な相談が、どちらからともなく持ち上がり、すぐに決定・・・(爆笑)。夜のハワイまつりパレードのデモンストレーションの始まりだ〜〜〜♪♪♪ 

  
観光客の外国人も「変なおじさんだな?」とあきれている・・・                 今回のハワイ公演の為に特訓を積んだ「どじょうすくい二人踊り」なのだ! 『お〜い!起こしてけれ〜!おきあがれないよう〜・・・』 『しかたないなあ、よっこらしょっと・・・』    

  
息の合った二人だからこそ実現した、”おいしい場面!”なのだ・”ナイスバディーのお嬢さん、有難う!!”        美少女と競演もあり・・・                     日本からの観光客、ギャルから『一緒に撮影させて!』と頼まれる場面も・・・

 ワイキキの波際で、熱心に安来節デモンストレーションを展開していた二人に、思いもかけないアクシデントが発生してしまった。まずは相棒の嶋田公博氏だ、波がおしよせてきたのでひょういと飛び上がって砂の所へ駆け抜けようとしたら腰カゴに入れていたドル紙幣が2枚飛んで海水に浮いてしまった。彼は気がつかずに向こうへ行ってしまう、『海で拾ったよ!』と、洒落で言おうと思って取り上げようとしたら、彼はデジカメも落としてしまった。これはアカンと思った武ちゃんはカメラを海底から拾い上げて、『シマダは〜ん!えらいこっちゃ、あんた、カメラ落としてもうたがな!』と叫んでしまった。彼は小生からカメラを取り上げると、慌ててタオルで水を何度も何度もふきとった。砂浜でカメラのスイッチを入れたが反応がない・・・メモリーだけでも・・・?メモリーの反応は分らないが、気の毒な話だ。

 別の場所へ移動しようかと、砂場を歩いていると、今度は武ちゃんが押し寄せた波に足をとられて、腰まで濡れてしまった。あわてて腰カゴに入っているデジカメを見ると、濡れてしまっているではないかいな(汗)。『わちゃ〜!ボクまで同罪か〜?』と、あわててタオルで水分を拭き取る。なんども・なんども・・・・・・おそる、おそると、スイッチを入れたら・・なんと、反応があった!!!再生ボタンを押したら、今までの画像が現れた、良かった〜〜〜♪♪♪


 ”皆さ〜ん、海辺でのカメラ使用には取り扱いにご注意を・・・!!


  
                               ダイヤモンドヘッドをバックに、「武ちゃん、ワイキキでどじょうすくいを踊る」の巻・・・ 

  
「いや〜、今日の収穫は最高だ〜〜!」                             「それでは、ハワイの皆さん、バイバ〜イ・・・♪」                          かわいいお嬢ちゃんと、ツーショットで〜す!

ハワイまつりパレード  (次ページへ・・・)

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