”ハワイ旅行珍道中”その２
６/１０
いよいよ、今回のNAC「ふれあいの旅」、メーンイベントである「まつりパレード」全員参加の出陣である。１,８キロの大通りを沿道の皆さん方に笑顔をふりまきながら練り歩くアトラクションである。
＜ハワイまつりパレード＞
１７：００〜１９：００ フォート・デ・ルーシー 〜 カラカウア大通り 〜 カラオラニ公園
ワイキキで安来節デモンストレーションを終えた嶋田氏と時代屋武ちゃんの二人はホテルに戻り、シャワーを浴びたあとパレード用の舞台衣装に着替える。武ちゃんは「どじょうすくい踊り」だから簡単だが、嶋田氏は「腹芸」なので、腹にメーキャップが必要なので時間がかかる。今日のNACグループのパレード内容は案内付き先導車の次が時代屋武ちゃんによる安来節「どじょうすくい踊り」を紹介しながら練り歩く。次が、嶋田公博氏による軽妙でユーモアな「腹 芸（裸おどり）｝だ。その後方には女形姿の家邊先輩が蛇の目傘をさして歩き、一緒に他のメンバー全員がオカメやヒョットコ・キツネの面を頭に乗せて豆絞りを首にかけて、浴衣姿でサンバ調のダンスをしながら練り歩く、というシロモノだ。本格的な打ち合わせなどはしていない、まったくのぶっつけ本番みたいなものだ。さて、本番ではどんな結末が待っているか？まして、どじょうすくい踊りをしながら１．８キロの大通りを歩いた経験がない、期待と不安が頭をよぎる・・・・・（汗）。
他のメンバー皆さんの集合時刻は１６：３０だが、嶋田氏と武ちゃんは旅行会社の添乗員の方と三人で先発、パレード実行委員会本部にパレード用の音響設備の確認と伴奏テープ・CD設定の依頼をする。その後はパレード開始まで時間があるのでパレード準備中の公園内をブラブラと散歩・・・・・♪ 日本からの出演らしき団体が多く、それらしき奇麗なお姉さん達のグループを眺めていると『安来節？何処から？一緒に写真撮影を・・』などと話がはずみ、指導者らしき人物から名刺を差し出されたので、こちらも「時代屋プロ」の名刺をお返しした。持参しておいてよかった〜〜（笑）。そして、嶋田氏の「腹 芸」についても、皆さん、とても興味をもたれて写真撮影の場面がアチコチで展開・・・・・。
津軽三味線・和太鼓「和楽会」の皆さん （横浜市） 和太鼓「匠」（埼玉）の皆さんと・・・♪ 右から二人目の美女はどなたでしょう？”奇麗です！すてきです♪” ”もちろん、右端のお方もお色気たっぷりでお見事ですよ〜”
さて、われわれ「NACパフォーマンス軍団」のパレードスタート時刻が近づくと、いやが上にも気分が乗って盛り上がる・・・プラカードを持った現地ボランティアスタッフのお兄さんに案内され、スタート地点が1歩一歩と近づく。前方では、ハワイ巡業中の大相撲・力士のパレードがアナウンスされオープンカーに乗った力士の後姿が目に映った。
ピストルでスタート合図の音はしなかったが、「出発で〜す！」の声でスタート、先ずは先頭の武ちゃん、安来節・踊り唄の伴奏で丁寧に踊る・・・予想はしていたが、あまり丁寧に踊っていると、後方の「腹芸」嶋田氏に追い抜かれたり、サンバ調の踊り応援団に重なってしまうので、二回目からはスピードアップしながら一番目の曲の踊り、或いは二番目の曲・三番目の曲を分けて踊りながら進むようにした。また、右の沿道に座っている人たちに向けて踊ったその次ぎには左の沿道から見ている人達を中心に踊って練り歩くように工夫をしていく時代屋武ちゃんだった。時折、音楽が変わる、サンバ調の音楽が流れ出すと「どじょうすくい踊り」を忘れて、ザルを上げてサンバ風のテンポで、後方の応援団と一緒にステップを踏む光景も何度かあったようだ・・・（爆笑）。また、パレード中間地点あたりから少々疲れが目立ち始めたのか？先導車に遅れてきたら、走って車の直後に座り込んで休憩するというハプニング？も三回決行した。右の親指から血が出てきて止らなくなり、口で舐めながら踊って前に進む場面も・・・。どじょうがカゴから逃げたので、カゴを叩きながら手から「ゴムどじょう」を取り出して観客に見せるシーンでは、思わぬ仕草に驚き、拍手と、どよめきが湧き上がると、「あ〜ハワイまつりに参加して良かったな〜！」と感動の一瞬である（涙）。
パレードスタート地点で記念写真を・・・ まず最初は、基本に忠実に踊ろうと丁寧に・・・ ここでは、相棒の「腹芸」踊りに負けてはならじと、ライバル意識をむき出して・・・（笑）
は〜い！こちら、ＮＡＣパフォーマンス軍団の応援チームで〜す・・・♪ は〜い、ポーズ・・・！ 戦いすんで、パレード終了後の記念写真、こんな三人での公演は二度とないだろう・・・（涙）
パレードも無事終了、メンバー全員が事故もなく済んで良かったよかった！ゴール地点の公園で、主催者からペットボトルのお水を頂戴して一息いれて、全員で記念写真を撮ってもらった。まもなく、全員連れもってホテルまで歩いて帰る。ホテルに帰りぎわ、全員21時にホテル25階の○○号室に集合してください、と通達あり。それまでには時間に余裕があったので、仲間5人で外に繰り出しショッピングをした後、焼肉店で夕食をした。今回の旅行で一番美味しい料理だった。焼肉セットコースを二つと生ビールが三杯だったろうか？料金もかなり高くついたようだったが、疲れが吹き飛んだ気分になった。
さて、焼肉夕食でお腹が満足したところでホテルに戻り、今夜は、なんだかミーティングと云う名目で「○○パーティー」が開催されるらしい。正式発表は当会場で・・・と、通達があり、指定ルームに入ると幹事さんたちが簡易結婚式の準備中だった。今回の「ふれあいの旅」で、お子様とご一緒のご夫婦がハワイで結婚式の記念写真を撮りたいと、ご主人が希望されていた。奥様には内緒で相談、仲間も当日のハプニングプレゼントとして奥さまを驚かそうと云うことになっていたらしい。定刻、旅の仲間全員が拍手で迎える中、お二人の入場となり、拍手も一段と大きくなってきた。
まず、NACタレントセンター社長より御祝いのお言葉、続いて本部長より、この企画についての経緯についての説明とお祝いを述べられた。そして前もって配られた歌詞カードを手に全員で、お祝いの大合唱がなされ段々と盛り上がっていく。さて次ぎは、出発前に打診されていた出し物？「お祝い締め」なる大道芸を、小生・時代屋武ちゃんが演じることになり、持参の舞台用衣装に早代わりして、皆さん方の前で披露させていただいた。今回ほど、真剣に心から「祝締め」を演じたことは初めての経験だった。
”南畑ご夫妻、おめでとうございます”
『さて、皆さま、これからお二人に「祝締め」でお祝いしたいと思いますので、ご一緒に・・・』と・・・ 仲間の皆さんに強要？され、甘い・あま〜いキッスシーンでした お坊ちゃん・お嬢ちゃんも心から祝福され、おめでとうございます！
部屋に戻った武ちゃんと嶋田氏の二人は、先輩の坂東氏に電話連絡、二次会のスタートが始まる・・・・・。処で、これから生じたアクシデントについては公表したくないのだが、一応、簡単に述べておこう。とは言っても、時代屋武ちゃんは何も覚えていないようなのだ（汗）。昨夜に続き、話が深夜までおよんで時折、武ちゃんが何を興奮したのが？宴会場所のベランダで額を床に何度も頭突きしたそうな・・・？ しばらくして、ドアがいきなり開いて、大柄な黒人警備員が「・・・・・！」と言ってきたそうである。多分、深夜にガタガタ音をたえ大声でしゃべるものだから、隣室の客ぁら苦情が出たらしい・・・。言葉がわからないけど、直ちに宴会はお開きとなり、白けて「おやすみ〜」とあいなった・・・・・。
6/11
終日フリータイムのため、オプショナルツアーで昼間がダイヤモンドヘッド登山コース（約４時間）と、夕方がポリネシア・カルチャーセンターのファイヤーダンス観賞＆夕食コース（約６時間）を予約した。
ダイヤモンドヘッド
お〜い！登る前からくたびれ疲れた表情をしているのは誰なんだよ〜？ あまりにも素敵なお嬢さんだったので、ついシャッターを押してしまった♪ゴメンナサ〜イ！
昨日のパレードでハードなアクションをしたので、腰痛が再発しないか？足のふくらはぎは大丈夫か？気になっていたが、せっかくハワイに来たのだから悔いのないようにするため、行けるところ迄登ろうと、皆さんについて行くことにした（爆）。朝８時、ホテル玄関の集合場所に行くと、若者グループ３名とおじんグループ４名の七名参加だった。ホテルからバスで、およそ３０分間で登山口に到着、そこの売店でハンバーガーと飲み物を購入して腹ごしらえを済ませる。頂上までトイレ設備が無いと聞いていたので用足しを済ませて、ひたすら歩きはじめる・・・。
ポリネシア･カルチャーセンター
ダイヤモンドヘッドからホテルに戻ると、二人が交代で風呂に飛び込みシャワーで汗を流す。さて、これから、どんな服装で出発するのか？と嶋田氏に訊ねると、どじょうすくい踊りの衣装を着て行く、と云う。それではと、武ちゃんは虎ちゃんイラストのハッピで、南京玉すだれを二本持参することにした。ホテルの部屋を出ようとしたら、嶋田氏、腰カゴとザルを持っていない？せっかくどじょうすくい踊りの衣装を着て行くのだったら、ザル＆腰カゴも持って行きましょうや？と提案すると、ほなら、そうしようかと話がまとまった・・・（爆笑）。
ホテル前からポリネシア・カルチャーセンター送迎バスに乗り込む。バスガイド風の案内嬢が自己紹介から、カルチャーセンターの事、留学生がアルバイトでこのセンターに通っている事などを説明したり、町の名所をバスガイド風に面白く話したりしてくれ、センター到着まで約１時間以上はかかったと想う。下車直前に夕食の場所とショーの場所が離れている事、座席指定なのでなるべく開演前の明るい時間に着席することなど、注意事項を説明された。イブニングタイムまで１時間以上もある。
二人とも衣装はどじょうすくい用と南京玉すだれ用の恰好で、手にはザルや玉すだれを持っている。みやげ物店風の店が並んでいる所の中央には大道芸が出来るような恰好の広場があり、観光客も大勢集まっている・・・。島田氏と武ちゃんの二人が密談、まず初めに大道芸の仕草をして記念写真を撮ることにした。カメラマンには顔見知りの九州から着ている松山氏に頼み、どじょうすくい踊り（嶋田氏）と南京玉すだれ」の演技写真を撮影。一通り撮影がすむと、本格的に声を出して南京玉すだれの野外公演を開始する。嶋田氏もどじょうすくい踊りを三番まで公演した。まだ夕食まで時間がある、そうだ！南京玉すだれの体験コーナーをやってみよう・・！と、思い、実行に移す武ちゃん。先程からそばで見ていた背の高いお兄さんに、『やってみる？こちらにいらっしゃ〜い！』と、身ぶり手振りで話しかけると寄ってきた。もう、こっちのモノだと、カタコトの英単語と身ぶりで南京玉すだれの指導をする。一番の形が決まると『皆さ〜ん！彼のこれはThis is a fishing pole で〜す！』と云うと、見ていた観衆が一斉に拍手をしてくれた。これこそ、大道芸人の嬉しい一瞬だ！ここで投げ銭・放り銭でもあればもっと嬉しいのだが、これは望めそうもないな？・・・（爆笑）。これで味をしめた武ちゃん、今度は若い女性をターゲットに体験コーナーを続行する。すると、南京玉すだれに興味を持ち出したギャル達が次々と体験を申込み順番待ちの状態ができた・・・・・（嬉しい悲鳴）。
嶋田公博氏の見事な安来節ポーズ！！ ”This is マウンテン フジーヤーマ！！ ”This is a Setano bridge！”
は〜い！ハワイで大勢の若いお嬢さんたち、お弟子さんができました・・・さっそく、「時代屋・大道芸研究会」のハワイ支部を作らねば・・・・・・（笑）
大道芸体験コーナーも終り次はいよいよお楽しみ、レストランでバイキングのディナータイムだ！美味しい料理に舌鼓をうってポリネシア・ファイヤーダンスショーの公演会場に入る。会場内は闘牛場を思わせる大きな場所で、舞台は南洋植物をふんだんにあしらった森林のような背景である。オープニングは逞しい男性や美女が３０人ほど登場して、民俗楽器の伴奏に合せて野生的な、そして活発なダンスを繰り広げる。
座席は全館が指定席のようだ。我々ＮＡＣパフォーマンスグループの座席は後方で舞台が小さく見えるのが少々残念だ。そこで、安来節の衣装を着た嶋田氏と南京玉すだれの衣装を着た時代屋武ちゃんが、案内係りのお嬢さんを手招きして『前列の空いた座席に追加料金を払ってでも移動したいが、お願いできませんか？』と日本語で相談した。すると、案内嬢はしばらく沈黙のあと『しばらくお待ちください』と言って上司らしきお姉さんを連れてきて『３０分経過後、休憩タイムに入り会場が明るくなります。その時点で空いた座席がありましたらご自由に移動して下さい』と了解をもらった。休憩タイムになると直ちに移動、最前列の招待席らしき特等席が空いていたので、そこに座って観賞させていただいた。グループの皆さんには申し訳ないと思いながら、心の隅で「ラッキー！」とつぶやいた（笑）。
舞台は延々と９０分間にも及び、フラダンスやファイヤーダンスなど様々な演技・舞踊が繰り広げられ、時間の経過を忘れてしまう程のショータイムであった。
素晴らしいポリネシア・カルチャーセンターでの楽しい思い出を胸に刻み込んでバスに乗り、お馴染みシェラトンホテルに向う。ホテルに着くと１階にある売店でビール等を買い込んで部屋に入る。シャワーで汗を流したあと、連絡を取り合い先輩の坂東氏＆嶋田氏と三人で、いつものように二次会である。今夜は、昨夜の件（深夜のトラブル）があるので宴会場所はベランダはやめて室内でやることになった・・・。
